普通の大学生から演劇の道へ。最後に行きついた目指すべき目標とは?#演劇バカ

みなさんこんにちは!インタビュアーのケイスケです。
今回のバカ大学生は”演劇バカ”にインタビューしてきました。
普通の大学生活から演劇に出会い、人生の進むべき道を見つけるというエピソードになっております。
「好きなことを突き抜ければ、人生になる」
そんな言葉を体現している大学生です。
演劇好きのみならず、キャリアに悩む大学生必見!
是非お楽しみください。

演劇バカのはじまり

けいすけ

インタビュアーのケイスケです!
本日は宜しくお願いします!

演劇バカ

早稲田大学4年の寺地真一と申します。
こちらこそよろしくお願いします!

けいすけ

早速ですが、寺地さんが演劇バカと言われる所以を教えてください。

演劇バカ

まぁ、サークルで歴史的偉業を達成するほど英語劇にのめりこんでいたことと、今ではプロの公演のお手伝いをしながら、「ライブエンタメがもっと身近になるようにしたい」という思いで起業をしようとしているってことですかね!

けいすけ

え…。サークルが終わった後も、プロの公演でお手伝いをして、しかも起業を考えてるんですか?

演劇バカ

そうです。

けいすけ

ちょっと、その話はあとで詳しくお聞きしますね!
そもそも演劇に興味をもったきっかけはなんだったんですか?

演劇バカ

小さいころから「パフォーマンス」が好きだったんです。
もしかしたら「伝統芸能バカ」かもしれないですね(笑)

けいすけ

伝統芸能バカってどうゆうことですか?

演劇バカ

3歳の頃から、お囃子の音楽を聴くと体が動いてたらしいです。

けいすけ

かわいい(笑)

演劇バカ

可愛かったはずです(笑)
それで、小4から中2まで週3回ほど、お囃子の練習をして各地で公演をしていました。

けいすけ

本当に踊ってるじゃないですか!
てっきり、可愛いエピソードだと思っちゃいましたよ!

演劇バカ

すみません(笑)
でも、そのお囃子が原点だったと思ってます。
必死に練習してきたものを、お客さんに披露して喜んでいただくという
パフォーマーの喜びをそこで知りました。

けいすけ

なるほど。

演劇バカ

でも、嫌気がさしちゃってお囃子はやめました。

けいすけ

え?パフォーマーとして活動していくわけではなかったんですか?

演劇バカ

縛られる時間が厳しくて、他との両立が難しくなったから辞めちゃいました。
そこからは、色んな事に手を出しましたね。

けいすけ

例えばどんなことですか?

演劇バカ

バスケ、ピアノ、カメラ、弓道、切手集め、コイン集め等々です。

けいすけ

また、コアな趣味も入ってきますね(笑)
そこから演劇に携ったきっかけはなんだったんですか?

演劇バカ

大学生に入ったときです。
WESSっていう英語会の金髪とイケメンに会ったのがきっかけでした。

けいすけ

金髪とイケメンですか!?

演劇バカ

はい(笑)。
英語はちょっとだけ興味あったんですけど、人が良かったんでついてって、サークル内で英語劇というものに初めて触れるんですけど、そこで演劇を面白いなって思うようになりました。

けいすけ

なるほど。それで、演劇に火が付いたんですね。

演劇バカ

はい!
その後、”四大学英語劇大会”という1年に1度ある大きな大会に出るために、100人の中から7人ほど選ばれる役者の選考で演者に選ばれました。

けいすけ

1年生で選ばれたんですか?

演劇バカ

そうです!
でも、基本的に1.2年生から選ばれるので、1年だからすごいということはないですけど。

けいすけ

でも100分の7に選ばれることがすごいですよ!

演劇バカ

ありがとうございます。負けたくないって気持ちが強くありました。
でも、その1年生の時の四大では負けてしまったんですよね。
ただ、その後2年生のときに”IP”という内部公演の演者になったことが、本気で演劇にはまるきっかけになりました。

けいすけ

なにが寺地さんの心に火をつけたんですか?

演劇バカ

主役演者に選ばれまして、そこで「作品自体に向き合う」ということを経験したこと。
主役を血反吐吐くぐらい努力してなりきったこと。
そして、迎えた最終公演が終わった後、お客さんからもらった圧が凄すぎて、
普段全然泣かないんですけど、その時だけは涙が零れそうになって、「演劇はやめられないな」って思うことができました。
後は、拍手や、笑い声とか、「シーーン」と張り詰めた空気とかでお客さんが反応してくれたときに、「これだ!!!」って思いましたね。
演劇には、映画等の映像にはない凄いパワーがあると体感した瞬間でした!

けいすけ

なんかめっちゃいいですね。
演劇バカの始まりですね!
それでは、次のエピソードを聞かせてください。

演劇バカ

1年生の時の四大英語劇大会は負けてしまって、2年生の時に「俺がやったら貢献できる」という気持ちで役者のオーディションを受けたのですが最終オーディションで落とされました。
その時「エキストラを率いるチーフとして貢献してくれ」と言われたんですよね。
不本意ではあったんですけど、演出に携わって、一つの要素になるのも面白そうだと思って受けました。
全員が血反吐箔ぐらい全力でやりましたが、それでも、負けちゃたんですよね。

けいすけ

厳しい戦いですね。演劇の戦いって本当に難しそうですよね。

演劇バカ

そうなんですよ!

その敗北から、演劇やめようかなって思ったんですけど、
2年の12月31日までに、3年生の1年間を演劇にすべての時間を捧げるかどうかを決めなけらばならなくて。

けいすけ

なんか、本当のドラマみたいですね(笑)。
1年を捧げるって相当の覚悟が必要じゃないですか?

演劇バカ

そうなんです!スピーチ、ディベート、ドラマの3セクションある中で、演劇が一番興味はあったんですけど、多趣味なのでいろんなことしたかったんですよ。

けいすけ

いろんなこととは?

演劇バカ

旅です。

けいすけ

なるほど。学生のうちしか行けないですもんね。

演劇バカ

でも、「今、一番何がやりたいだろう」って本気で考えた時に、「演劇だ」ってなったんですよね。

けいすけ

なんでその感情に至ったんですか?

演劇バカ

演じることも、演出することもワクワクしましたが、一番は「自分が本当に満足するいい劇が打ちたい」ってのが一番だと思います。あとは、OBOGの顔を浮かべた時に恩返ししたいって思ったからです。

けいすけ

かっこいい…
そして、めっちゃ青春ですね。

演劇バカ

頑張ってる時の姿と、負けた時の先輩の後ろ姿を思い返したら、「やってやる」って思えましたね。
それで、ドラマセクションに入りました。
そこで、選挙にてディレクター(総合演出)になりました。

けいすけ

総合演出ということは、映画の監督みたいなものですよね。
すごい...
ちなみに、総合演出として心掛けていたことってありますか?

演劇バカ

そうですねー。ずっと言い続けてたことが1つありますね。
「めちゃくちゃいい作品をつくったら勝ちは絶対ついてくる」ってことです。

けいすけ

かっこいいですね!
寺地さんの演劇に対する熱さが滲みでてると思います。

演劇バカ

ありがとうございます(笑)。
苦労したことはいっぱいありましたけど、1年前の先輩たちの代のメンバーが22人いたのに、僕たちの代は半分の11人になったときはさすがに苦しかったです。
でも、「もし、これで勝ったら伝説じゃね??」って思って乗り切りました(笑)。


▲11人とのメンバーとの気合の入った写真

けいすけ

めっちゃポジティブですね(笑)。
でも、結果、歴史に残る大勝利をしたんですよね?

演劇バカ

はい!
「早稲田で初めて、歴代4校目」ということに、すごいびっくりしました。

けいすけ

すごい!!!
今回は涙が出ましたか?(笑)。

演劇バカ

いや、出なかったんですよ。

けいすけ

え!!

演劇バカ

冷めてるとかじゃないですよ!
でも、本気で頑張ってきたみんなの喜んでいる姿を見ていたのが微笑ましかったですね。
「勝者にしか見れない景色」をみながら、OBOGが泣き崩れていて、やってきてよかったなって本気で思えました。


▲総合優勝を勝ちっとた時の写真。この人数の総合演出… 演劇が好きでなければできない!

けいすけ

それは勝者にしかわからない景色ですよね。
写真かっこよすぎます!

演劇バカ

この時は最高でしたね!
今までで最高の作品を打てたと思いましたし、喜べたんですよ。
でも、個人的にディレクターとしては作品に満足できなかったんですよね。

けいすけ

なんでですか?

演劇バカ

コメディだったんですけど、手拍子が起きたんですよね。そんなことあまりないので、めっちゃ嬉しかったんです。
ディレクターという立場から考えたらもうちょっといけたとは少し思っちゃいましたけど(笑)。

けいすけ

ストイックすぎませんか…
さすが演劇バカですね!
ここまでで、何か思ったことってありますか?

演劇バカ

「200人をまとめて一つの作品にしなければならない」ときに、本当にいい作品は一人では絶対に作れないってことですね。
人の力を掛け算できる、演劇ってすげーなって本気で思いました。
あと、会場が湧く瞬間にお客さんとの深いコミュニケーションがあって、パワーを双方向に生み出すんですよ。
「それが演劇」だって体感できたことですね!
提供するものは作品に変わるが、いい作品は必ずいい価値を与えることができるんです!

けいすけ

「価値」ですか?

演劇バカ

はい。演者の「人生の一番をかけた瞬間」に心が踊らされる感じを是非知ってほしいです。
経験したことありますか?

けいすけ

すみません。あまりないですね…

演劇バカ

是非、演劇に触れてみてください。いい作品に出合ったとき、演者のその瞬間に会ったとき、心が震えますよ!

けいすけ

寺地さんの熱意が凄く伝わります。
だから、本気で演劇を見にいきたくなりますね!

演劇バカ

是非!

演劇の価値をもっと多くの人に

けいすけ

それで、そのサークル活動が終わったあと何をしていたんですか?

演劇バカ

11月まで閉鎖環境にいたので、しばらく暇をしてたんですけど、キャリアを考えなければならない時期だったので,とりあえず「就活」じゃね?ってなりましたね。
その時に、「働くということが社会に自分が何かを還元することだ」と考えていたので、今何がしたいだろうって考えたら、やっぱり「演劇」でした。

けいすけ

そこでも演劇なんですね。
満足してなかったですもんね(笑)。

演劇バカ

それもあります。
でも、具体的ではないんですけど、「演劇の価値をより多くの人に知ってもらいたい」という気持ちでしたね。
社会に出たら、演劇はごくごく一部の人しか関わらないじゃないですか?

けいすけ

たしかに、あまり触れませんね。

演劇バカ

ですよね。だから「演劇を変えたい」っておもったんです。

けいすけ

演劇を変える!?
なにを変えたかったんですか?

演劇バカ

同じ問いを自分でしまして、演劇ってそもそも広まってないし、演劇の価値を気軽に享受できてない。って思ったんですよね。
そこから、自分が何ができるかを考えた時に、演者も好き、演出もすきだしって考えていた時に
演劇を発信するプロデューサーという役割もあることを知ったんですよね。
今の演劇(ミュージカルを含む)は話題にはなるけど、価値観は変わらないじゃないですか?

けいすけ

たしかに、劇団四季とかのイメージが強いので、演劇に対する価値観をシフトするのは難しそうですよね。

演劇バカ

そうなんです!
だから、演劇にどっぷりつかるか、ビジネスか。という選択になりまして、とりあえず就活したんですよ。
そこで、ビズリーチっていう大きめのベンチャーの会社の面談をした時に、人生について振り返らせてもらったんですよね。

けいすけ

面談で人生を振り返らせてもらえるもんなんですね(笑)。

演劇バカ

はい(笑)。
本当に狭い世界で生きてきたので、ためになりました。
それで、「人生でモチベーションの高かった時のパターンを編み出せばつぎに自分が幸せになる選択ができる。」と言われたときに、演劇が一番楽しかったんですよね。

けいすけ

なるほど!それで、演劇の道にどっぷり漬かるんですか?

演劇バカ

違うんですよ。
そもそもビジネスで変えなければといいう思いをもって東宝とか就活をしていたんですけど、自分じゃなくてもそれをやろうとしている人たちはたくさんいるし、すぐには消化できないなって思ったんですよ。
それで、「起業」という選択肢が浮かんだんですよね。
ライブエンターテイメントの価値を最大化して、広めていきたい「もっと身近にしたい」
という気持ちがめっちゃ高まりました!

けいすけ

演劇バカを極めた先には、演劇(ライブエンターテイメント)を広めたい。というキャリアになるんですね!
ちなみに、「身近にしたい」ってどういうことですか?

演劇バカ

今って、ライブエンターテイメントの敷居ってめちゃくちゃ高くないですか?

けいすけ

分かります。お値段もしますし、気軽に行くって感じではないですよね。

演劇バカ

そこを変えたいんです!
そんなことを漠然と思っていた時に、サークルでお世話になっていたプロ役者の野村さんという人にお会いしに行きました。
それで「朝劇」と再会したんですよね。

けいすけ

「朝劇」ですか?

演劇バカ

はい。2500円で朝食もついて、朝に劇をするんですけど、聞いたときは「ええええええ??????」ってなりましたね(笑)。
(現在価格改変で平日3000円、土日が3500円になりました。)

けいすけ

そんなにですか?

演劇バカ

そうですよ!2500円で劇を見られるのは破格ですし、朝から劇をするとかありえないですからね。

(劇団四季の値段は一番安い席で3240円。高いのは1万円以上)

けいすけ

そうなんですね!朝からやってだれか来るんですか?

演劇バカ

通勤前の社会人の方とファンの方が来てくれます。

けいすけ

そうなんですね!めっちゃ優雅…
そんなところで劇がみれるなんて、初めて知りました。

演劇バカ

ですよね!
朝劇はまさに「演劇の価値観のパラダイムシフトを生み出す空間」なんです。

けいすけ

めっちゃ興味ありますね。

演劇バカ

面白しろそうですよね!
だから、僕はそこで広報とかのなんでも役としてお手伝いすることにしたんです!

けいすけ

えええ!!!!!
それが一番の驚きですよ!
就活はどうしたんですか?

演劇バカ

既存の企業では価値観は変えられないと思ったときに、起業という選択肢が浮かんできてました。不安だったんですけど、「今までもずっと作ってきたじゃないか」って思ったので、今回も作ることにしたんです。
だから、そのための勉強も含めて「朝劇」に参加しました!

けいすけ

なるほど。素晴らしい決断力ですね!
「朝劇」の魅力と起業について詳しくきいてもいいですか?

演劇バカ

もちろんです!
なんなら、「朝劇」を作った人たちのお話を是非聞いてもらいたいので、一度来てくださいよ!

けいすけ

ええ!可能なら是非お話ししたいですね。

演劇バカ

もちろん大丈夫です!


▲こんかカフェみたいなところで演劇が?

演劇バカはPART2へ

最後まで読んでいただきありがとうございます!
「演劇バカ」こと寺地さんのバカさ加減を一回では伝えきれませんでした。
次回のバカ大学生シリーズは、をお送りします!
非常識的な「朝劇」とは!?!?
起業をする寺地さんの心意気とは??
また、脚本家の岡本 貴也さんと、役者であり朝劇西新宿主宰の野村龍一さんに貴重なお時間をいただきインタビューもさせていただきました!
演劇バカとの3人のトークセッションは必見の面白さです!

ライター紹介

けいすけ

早稲田大学卒業。大学2年時まで英語ディベートで実績を残す。大学3年時では、教育系ベンチャーでインターンを行い、新規事業に従事。同時にNPO法人の立ち上げに参画。大学4年時ではサークルを立ち上げ学生向けイベント等を企画。卒業後、大手人材系ベンチャーに就職。学生の新たな選択肢を広げたいという思いから、パラレルワーカーとして「バカレッジ」を立ち上げる。

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