“楽しさ”は周りに依存しちゃいけない。大学サークルでギネスを獲得した幹事長の青春 #ギネスバカ

みなさん、ギネス記録といえば何を思い出しますか?
ウサイン・ボルトの100mの世界記録でしょうか。それとも、世界で一番大きなアレ...?!

今日はそんなギネス記録を目指すサークル、早稲田大学のサークル、「ギネ研」の幹事長である、若菜大聖さんにインタビューしてきました!

ギネスとの出会い

わかな

こんにちは!インタビュアーのわかなです。

若菜

こんにちは!若菜です。

なんとインタビュアーと名前が被るという珍事…(笑)。なんとなく親近感を感じます。

わかな

よろしくお願いいたします!

若菜さんは普段どんな活動をされているんですか?

若菜

はい、ギネス研究会というサークルを立ち上げて、主にそこで活動しています。

わかな

サークルを立ち上げたんですね!すごい!

そんな中でなぜ、「ギネス」のサークルを作ろうと思ったんですか

若菜

早稲田のサークルって2000以上あるんですよ、テニスサークルだけでも300以上あると言われていて、その中で何か違ったものを、と思っていました。

でもギネスに目を向けたのは些細なことがきっかけでした。

わかな

きっかけとは?

若菜

100キロハイクっていう大学のイベントがあるんですね.

 縛りを付けて100キロハイクをさらに過酷にしながら歩く人が多いんです。

 
 僕は前々から縛りプレイをすることになっていたんです。その100キロハイクの5日前、友人の家に泊まりに行ったら彼もなにかしたいと言って、でもイベントまでお金も時間もないって状況。
 そこで思い付いたのが、後ろ歩きで100キロ歩くってことだったんです。
 さすがに100キロ後ろ向きで歩いた人なんていないだろうと思って調べたんですけど、 なんと生まれてからずっと後ろ向きで歩いている人がいました(笑)。

わかな

そこがギネスとの出会いですか。

若菜

そうです。でもその時すぐにギネスのサークルを作ろうとはならなかったんですよね。
100キロハイクのほとぼりが冷めてから、あれ、そういえばそんなことあったなとなって。
ギネス記録ってその道のプロにしかできないような(アスリートが持っているとか)凄いのいっぱいあるけど、俺らでも取れるものあるんちゃう?ってなりました。

さらに、これサークルにしたらもっと面白そうって思ったんです。

で、ツイッターとかで募集をかけたら、思ったよりも反響が大きくて。
DMが何通も来ました。

若菜さんのツイッターを見ると、毎回いいねが3桁。

わかな

さすがの影響力ですね、すごい。

若菜

ありがとうございます(笑)。

ギネスの可能性

わかな

ギネス獲得までの道のりはどうだったんでしょうか。

若菜

いざギネス記録を取ろうと思っても、最初は何したらいいのかわかんなかったんです。
何しろギネスって記録が多すぎるんですよ(笑)。
 
でも、せっかくサークルだし、個人でギネス記録を目指すよりもチームで何か成し遂げたいなって気持ちもありました。

 で、とにかくツイッターとかいろいろ探してみて、茨城県にギネス記録保持者がいることが分かってサークルのメンバーと三人で取材しました。  

わかな

行動が速いですね~。

若菜

その人はペットボトルを使って世界一大きい神輿を作った人です。やりたいことがなくて、大学中退後、町おこしから始まり、たまたま地元が日本一大きな神輿で有名だったので始めたみたいでした。その人と会ううちにギネス記録の可能性の大きさに気が付いたんです。

わかな

それはどんなことだったのですか?

若菜

ギネス記録ってびっくり人間のイメージがある人が多いと思うんです。でもそうじゃなくて、ギネスを通してメッセージを伝えることできると知ったんです。たとえば限界集落でそうめん流しをして町おこしをした(失敗に終わってしまったそうですが…)とかアフリカで子供が木に抱きついて、その人の多さでギネスをとった例があります。これは何のメッセージを残そうとしているかわかりますか?

わかな

んー、森林伐採の抑止とかですか?

若菜

その通りです。こんなメッセージを残せるなんて、ギネスってすごくないですか。

ギネス記録までの道のり

そんなこんなではじめたギネ研。

わかな

もうすでにギネスをとったりしているんですか?

若菜

今年の夏にハグのギネスを取りました。

わかな

おお!すごい!

若菜

でも、思ったよりも大変でした。
まず、お金の面です。ギネスって申請の時に7万円かかるんです。で、実は認定にもコースがあって、普通の申請だけだとギネスの方からメールの返信が返ってくる確率が低いんです...。

わかな

なんじゃそりゃ(笑)。

若菜

それは困るということで(笑)、スピードコースっていう10日以内に返信が返ってくるのに課金して、それが5万円です。
会場費や承認員の交通費全体で16~7万円ほどしましたね…

わかな

結構かかりますね…

若菜

今回はプレシャスさんとのコラボだったので無料で会場を提供していただいたので、会場費に関してお金はかからなかったです。
 でも、お金の他にも大変なことがたくさんありました。先ほども言った申請書のことについてなんですけど…

ハグ一つにしても、決まりやルールがみっちりあって、どんなにお金をかけて、時間をかけてもその規定に外れたとたんに申請は通らなくなっちゃうんですね。

で、それがA4用紙5枚びっちり書かれているんです。

わかな

そんなに厳しいんですね…

若菜

そんなに厳しいんですね…

いざ本番!ギネス記録に挑戦!

先ほども言った通り、ギネスの申請の前段階でも大変なのに本番もかなり過酷だったようです。

若菜

実は、ギネスプレイヤーが大変なのはもちろんのこと、ギネスプレイヤー以外のスタッフ(サポーター)でもやることが多く、大変でしたね。

中でも、証人がめっちゃきついです。いや、1番大変なのかもしれません(笑)。

わかな

証人とは何なんですか?

若菜

ちゃんとギネスの記録が行われているかを確認し、証明する人です。
証人は随時二人いなくちゃいけなくて、しかも会場と団体と完全独立してなきゃいけないんです。学生の場合だと、同じ大学から同時に選ぶことができなくて、二人の間も同じ団体(サークルなど)もダメです。SNSで募集をかけたり、どうにかして、10個の大学から1人ずつ選ぶことができました。

わかな

それは本当によかったです。

ギネスに挑戦する三人はどういう風に選ばれたのですか?

若菜

僕が選びました。喧嘩とかはなく、案外すんなり決まりましたよ。
もともとギネスに興味があるというより、その団体に所属して、おもしろそうな人と関わりたいって来ている人が多いからだと思います。

わかな

そうなんですね。若菜さんも今回プレイヤーとしてギネスに挑戦されたそうですね。

若菜

はい、本当はサポーターの方に回りたかったんです。多分一番ルールを把握してるので。でも、僕がプレイヤーとして参加することになってしまったので、ハグしながら指示出してたりしました。

わかな

大変そう...ずっとハグするのやっぱりきつかったですか?

若菜

きついっちゃあ、きついです。でも、案外それほど水を飲まなかったりご飯を食べなくてもよかったです。
あ、でも2日目の午前中はかなりきつかったですね。
中には足をつっちゃう人もいました。

▲ギネス記録挑戦中のお写真。早大の三味線サークル三つ巴さんとコラボしたそうです。

ギネ研のこれから

わかな

そんなギネ研ですが、普段はどんな雰囲気なのか知りたくなっちゃいました!

若菜

そうですね~。 
ギネ研は一般的なサークルとちょっと違っているかもしれないです。
 たとえば、夏に合宿をしたんですが、ずっと会議やってる感じ、ガイドライン読んで
練習して...というでした。

わかな

そうなんですか!普通サークルの合宿と言えば、飲んで、遊んでっていうイメージですが、びっくりですね!

若菜

そうですね、どちらかといえば部活に似た部分もあるかもしれません。
普段からも、飲み会とかは全然やってなくて、リサーチしてることが多いです。
僕自身も消費する楽しさより目的に向かっていく充実感の方が好きなんだと思います。

わかな

次のギネス、それから、今後何をやっていこうか何か考えていますか?

若菜

次に挑戦するのは世界一の巨大団子を作ることです。そこで早稲田にオープンしたカフェ&レンタルスペースの周知、北海道おはぎのPRをしたいと思っています!

受験生と早稲田生の交流の場を作り、受験生を応援することにも繋がると思っています。

ギネスを始めたきっかけでもあるように、ギネスを目指すからにはwin-winの関係を築きたいと考えています。

わかな

なるほど、ギネスを通じてwin-winの関係を築く、素敵ですね。

若菜

コラボ先とか今はまだまだ断られることが多いけれど、頑張らないとって思ってます。
 それから、ギネスに挑戦するのにお金がかかるのでクラウドファンディングとかをやって行けたらなあって思ってます。

わかな

頑張ってください!応援してます!

若菜さんにとってギネス記録とは?

わかな

そんな若菜さんにとって、ギネス記録とは何なのでしょうか?

若菜

「ぼくらの甲子園」です!

わかな

甲子園!なぜ、甲子園という言葉ギネス記録が集約されると思ったのですか?

若菜

始まりはただただ興味あっただけから始まったギネス記録。でも、サークルとしてギネス記録を目指すにあたって、やっぱり方向性がバシッとないと、団体としてまとまらない。なんか、みんな同じ目標をもって活動してるのが、甲子園を目指す、高校球児のような感覚です。

わかな

なるほど、そういわれればそうですね!すぐこんな言葉が浮かぶなんて、本当に思い入れがあるんですね。

周りに頼らない、自分の生き方

わかな

では、最後に大学生に一言お願いいたします。

若菜

「環境は自分で変えるしかない。」です。

僕は地元が福岡なんですが、高校は大阪で三年間寮生活を送っていました。
正直にいってしまえば、高校生活ではそこまでいい思い出はなかったです。
大体内部生としてそのまま大学に進学するんですが、僕は、そのような閉鎖的な環境が嫌だ、どっか外の大学へ行きたいっていう気持があり、今の大学に進学したんですね。

わかな

なるほど、大学に入ってからはどうでしたか?

若菜

東京での生活はとっても楽しいです。

わかな

それはよかったです。でもなぜ、今楽しいんですか。

若菜

高校時代までは、楽しさは、いままでは他人から与えられるものだと心のどこかで思っていた節があったように思います。周りに依存していたんです。

でも、こうやって今、自分で何か企画したり、他人を巻き込したりすることをするようになって、自分で自分の居場所を作る大切さに気付きました。

今楽しくない、充実してない人って思う人は、楽しさを周りに頼ってないですか?

だったら、自分で変えるしかないんじゃないかなって思います。

わかな

なるほど、ありがとうございました!
これからも応援しています。

▲ギネス記録を作り上げたあとのギネ研仲間たちとの一枚

自分の居場所は自分で見つける

「自分の居場所は自分で見つける」
 上京し、大学に入った若菜さん、実はギネス研究会のほかにもビブリオバトルという早稲田のサークルの幹事長も務めていらっしゃいます。また、早稲田祭では男祭りというイベントにも参加し、ステージを盛り上げていました。

 さらに、先日行われた、早稲田王決定戦※にて早稲田王となった若菜さん。そこでも思いを語られていました。

※早稲田王決定戦・・・ミールワームや、脳味噌などのゲテモノを食べることで有名な、早稲田の”ミスターコンテスト”ともいえるイベント。早稲田祭において花形企画であるこの早稲王決定戦、早稲田王となりえた人には早稲田生5万人からの熱い視線が一年中注がれることとなります。

私も実は早稲田王を個人的に見に行っていたのですが、早稲田王が決定してからの若菜さんのスピーチが本当に感動的でした。

若菜さんは

「自分の居場所の規模は5人かも10人かも知れない。でも、自分で自分の居場所を見つけて、そのための努力を」
と語っていました。

▲スピーチをする若菜さん。おめでとうございます!若菜さんのスピーチに涙している人もいたそうです...

 若菜さんを見ていると、特別な人なのではないかと思ってしまう人も多いかと思います。でも、若菜さんのその活動の根本にあるのは「自分を変えたい、居場所が欲しい」という誰も持つ思いでした。

 今、自分の居場所がわからない、このままでいいのか、と悩む人は多いと思います。若菜さんのようにどんどん行動して、発信していくのは難しいことです。でも、そのままでは何も変わらない。周りに頼っていては、ずっとそのままなんです。
 大きなことではなくてもいい。少しの勇気があなたの人生を変えることだってあるんです。このインタビューを見ていただいた方が一歩踏み出してくれたら...と思っています。

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ライター紹介

わかな

早稲田大学2年生。趣味は寝ること・食べること。 「美容バカ」の記事がきっかけでバカレッジに入ることを決意。

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