疲れたら休めばいいし、頼ればいい。一度行ったら癖になる「桃岩荘」で人生変わった女子大生 #島バカ

こんにちは。けいすけです。
今回インタビューしたのは#島バカ こと、中央大学3年の菅野さん!

一口に島といっても、いろいろありますよね。

思いついたものを挙げるだけでも、海外のマルタ島やマダガスカル島、国内の択捉島や西表島などたくさんあります。

そんな数多くの島の中でも、今回は日本国内の”とある島と宿”に惹かれた女子大学生にインタビューしました。
一体何が彼女を突き動かすのか?あなたも#島バカ に引き込まれること間違いなし!

何より誰よりも島と宿を愛するその姿、お楽しみください。

島を愛し、島に恋い焦がれる女子大生

けいすけ

こんにちは!バカレッジインタビュアーのけいすけです!
よろしくお願いします!

菅野さん

こんにちは!中央大学3年の菅野です!
よろしくお願いします!


▲#島バカ の菅野さん。島を想像させるワイルドさは一切ない可愛らしい方です。

けいすけ

失礼ですが、島バカの方で合ってますか?

菅野さん

はい、島大好きなので島バカで間違いないです!

けいすけ

島から勝手に連想して体育会系の方が来るのかと思っていました(笑)。想像と違って驚いています。

菅野さん

実は私そういうサバイバルな島バカじゃないんです。

けいすけ

どういう島バカなんですか?

菅野さん

んー、ごく普通に島で生活してました。

けいすけ

島で生活ですか。島って言ってもいろいろありますが、特にどの島が好きなんですか?

菅野さん

北海道の礼文(れぶん)島です!

けいすけ

礼文島?初めて聞きました。
普通に暮らしていたらあんまり聞かないですよね。

菅野さん

場所はここです!

▲礼文島
けいすけ

(日本の果てやん…)

礼文島とは(Wikipediaより引用)

礼文島(れぶんとう)は、北海道の北部、稚内の西方60キロメートルの日本海上に位置する礼文郡礼文町に属する島。
地名の語源はアイヌ語のレプン・シㇼ=repun-sir(沖の・島)で、礼文水道を挟んで利尻島の北西に位置する。
冷涼な気候により海抜0メートル地帯から200種類以上の高山植物が咲き乱れているため、別名花の浮島と呼ばれている。
人口は2017年(平成29年)4月1日現在、2,604人。
日本最北端の有人島(北海道本土や北方領土を除く)。
東西約7.9km、南北約25.8km、周囲約72km。

けいすけ

何から聞いていいのかわかりませんが、まず行くの大変じゃないですか?

菅野さん

結構時間かかりますね。いろいろ行き方はあるんですけど、私は交通費を抑えるために新千歳まで飛行機で行って、そこからバスに乗って港まで移動して船で礼文島まで行っていました。

けいすけ

着いた頃には疲れ果ててそうなんですが…。それは友達と行かれるんですか?

菅野さん

いえ、1人で行きます。

一度行ったら癖になる宿

けいすけ

え、何故1人で!?そもそも何でそこに行こうと思ったんですか?

菅野さん

正確には、島に行こうというよりは、礼文島にある桃岩荘という宿が好きで行きたかったんです。きっかけは、高校2年の時の研修で、初めて礼文島を訪れました。その時に桃岩荘で最終日に一泊して、その時大学に入ったら絶対一人で行ってやるぞって決めていました。


▲長い歴史を感じる桃岩荘。夕日が良い味を出しています。

けいすけ

まさかの宿が好きなんですね。それにその1人で行く行動力が凄まじい…。その桃岩荘にはいつ、どれくらい滞在していたんですか?

菅野さん

毎年夏休みに行っていて、1~2年生の時は約1か月で、去年は約2ヵ月滞在していました。

けいすけ

休みのほとんどをそこに費やしているとは…。桃岩荘って宿だと思いますが、その宿泊費とか結構かかるんじゃないですか?

菅野さん

宿に泊まり込みでヘルパーとして働いていました。ボランティアのようなもので、三食食事付きなので特に生活には困りませんでした。

けいすけ

そんなことができるんですか!珍しいケースですね。もう気になってしょうがないのですが、その桃岩荘ってどういった場所なんでしょうか?

菅野さん

桃岩荘は礼文島のユースホステルです。たまにテレビで取り上げられたりして、ちょっと変わった宿に思われがちですが、とても温かいところですよ!「旅の我が家」をコンセプトに、旅人が礼文と桃岩荘を楽しめるように全力な宿なんです!だから、初めての人も、そうじゃない人にも必ず「おかえりなさい」って言うんです。そして、宿を出る時は必ず「いってらっしゃい」といってお見送りします。あと、何よりも有名なのは島でのお迎えとお見送りですかね。調べればすぐに出てくると思います。


▲賑やかなお見送りを写した一枚。躍動感がありますね。

けいすけ

あ、見たことありますよこれ!変わった宿だなぁと思ったのでよく覚えてます!

菅野さん

変わった場所じゃないですよ(笑)。オーナー曰く、当たり前のことを当たり前にしているだけです。知らない人って嫌煙しがちですが、人と話すことは普通で仲良くなるのも当たり前という精神です!

けいすけ

それは失礼致しました…。ユースホステルとさっきおっしゃってましたが、それはどういう宿なのですか?

菅野さん

元々、青少年が安全にレジャーを楽しめるようにと始まった宿です。そのため、幾つかルールがあります。と言っても、今ではこのルールを廃止しているユースが多いんです。でも、その中でも桃岩荘は昔ながらのユースホステルの形を維持しているので*ルールは今も健在**です。

*ユースホステル(英語: youth hostel、ドイツ語: Jugendherberge)は、プロイセンのリヒャルト・シルマンが創設した、青少年少女の旅に安全かつ安価な宿泊場所を提供しようという主旨で始まった運動と、それにより生まれた、宿泊施設の世界的なシステムである。(Wikipediaより)

けいすけ

宿でルールってあんまり聞かないですね。どんなルールなんですか?

菅野さん

例えば、起床時間は6時で消灯時間も10時と決まっています。あと、朝食夕食も決まっていて、風呂の時間も決まっています。基本的には男女別の相部屋で飲酒やお酒の持ち込みも禁止。そして、19時から2時間くらいミーティングというお楽しみ会のようなものがあります!

けいすけ

かなり厳しくないですか?部活の合宿のようですね。ちなみに、ずっと寝てたらどうなるんですか?

菅野さん

門限も夜8時ですし、突然その生活ってなると厳しいかもしれません。でも、慣れてしまえば規則正しい生活になりますし、毎日楽しいですよ!寝ていたらたたき起こされます(笑)。

けいすけ

私はだらしないので1~2か月続けるの難しい気がします(笑)。そんな環境の中でどんな風に働いていたんですか?

菅野さん

厨房や受付で働いています。役割としては、男性がお見送りとミーティングを取り仕切って、女性が厨房と受付を担当しています。

けいすけ

がっつり住み込みで働いてたんですね。先ほどのミーティングというのは、どういうことをするのでしょうか?

菅野さん

泊りに来たお客さんみんなで仲良くなるのが目的で、歌ったり踊ったり本当にいろいろです。賑やかな交流会のようなものですね!通常のミーティング以外に、七夕祭りやお盆祭り、お化け屋敷もしますし、9月には野鳥観察、魚釣りのツアー等をヘルパーが企画したりします。その他にも宝探しゲームやお客さんが出し物をしたり、ミニコンサートもあったり多種多様です。


▲恒例のミーティング。毎日がお祭りみたいで楽しそう。

けいすけ

聞いているだけで楽しそうですね!ちなみに宝探しの宝って何でしたか?

菅野さん

ちょっとダジャレなんですけど、「たから」探しにかけて、飲み物の「ダカラ」でした(笑)。

けいすけ

凄いほっこりする宝じゃないですか(笑)。ミーティングに参加するのは初対面の方もいらっしゃるんですよね?

菅野さん

はい、ほぼ初対面です。でも、ヘルパーはもちろん、フレンドリーなお客さんも多いので誰かしらが話しかけてくれて仲良くなれます!だから、1人で行っても大丈夫なんです!

けいすけ

なるほど。面白い人がいっぱいいそうですね!

菅野さん

旅人が多いので職業年齢も様々です。歩いて日本一周している人からフリーターの人まで本当にいろいろな方に刺激をうけます。

けいすけ

一回行くと癖になりそうですね。

菅野さん

そうなんです。毎日宿の様子は変わりますし、何より人の輪が広がっていくのが楽しいです!それに、常連さんで来ていた人が私と同じヘルパーとして働きにくることもあるんです。


▲菅野さんと桃岩荘で過ごす皆さん。

けいすけ

桃岩荘のファンが増えていくんですね。聞いているうちに自分も行きたくなってきました!

菅野さん

ぜひ、来てください!来るたびに宿の景色が違っていて、一度来るとまた次も来ようってなりますよ!

夢は何歳になっても持っていていい

けいすけ

ここまでお聞きしているとかなり充実した体験だと思いますが、島での学びって何かありますか?

菅野さん

本当にいろいろあります。
1つは、何歳になっても夢を持っていいってことです。

けいすけ

なかなか深いですね。

菅野さん

それまでは刷り込みで社会に出たら会社に入って、仕事に集中して夢とか諦めなきゃいけないって思っていました。でも、礼文島に行くと働いている人や宿泊者が定職に就かず好きなことをやり続けて生きている人ばかりで、夢を語りあっているんです。そういう人と出会って価値観は大きく変わりましたね。


▲夕日を眺める菅野さん。都会を離れたのどかな雰囲気が伝わってきます。

けいすけ

それは良い経験ですね。なかなか普通に暮らしていたら味わえないことだと思います。

菅野さん

はい、知らない世界を見て価値観がガラリと変わりました。あと、休みは大事だなって思いました。みんな生き急いで頑張りがちですが、無理にでも休みをとって都会の喧騒から逃れることもその人達を見ていると必要だと感じました。

けいすけ

その視点ってなかなか持てないですよね。自分もついつい休まず頑張っちゃう方なので参考にしたいです。

菅野さん

いやー、本当に休むことって大事ですよ。こんな風にいろいろ学ぶことはありましたが、その中でも一番学んだのは生き方ですね。

けいすけ

お、これまた深いテーマですね。

菅野さん

さっき受付で働いてたって言いましたが、よくバタバタして最初の頃はミスするたびに謝っていました。でも、礼文島で働く中で人の温かさに触れて、できないことを無理に一人で頑張ろうとせず、周りのサポートを受ければいいんだって思うようになりました。それからすぐに謝るんじゃなくて、お礼をちゃんと言うように心がけています。


▲大海原と沈む夕日と佇む人々。何気ない一枚も絵になります。

けいすけ

本当に島に行って人生や考え方が変わったんですね。そんな大きな学びが数多くあった菅野さん、今後の展望などありますか?

菅野さん

やっぱり今年も礼文島に行きたいです!6~9月の4か月間で最低4回行って、特に6月は1日の開所日に行きたいですね。あと、毎年夏にしか行っていないので冬の礼文にも行きたいです。

けいすけ

礼文愛が凄まじいですね(笑)。次が大学4年生ですし、思う存分楽しんでください!それでは、最後に読者に向けて一言もらってもいいですか?

菅野さん

わかりました。大学生って旅行となると海外や有名所に行きがちだと思います。でも、私はそんな王道から逸れたところに行った方が面白いと主張したいです!日本国内には面白いところがまだまだあります。それに泊まるならゲストハウスがオススメです!そして、あわよくば礼文島へ!(笑)

けいすけ

菅野さんだからこそ言える言葉ですね。ぜひ、大学生には長期休みに突入した際、参考にしてほしいです!では、最後に菅野さんにとって礼文島とは?

菅野さん

私にとって、礼文島とは帰る場所です!アットホームな空間というのもありますが、見慣れた景色で知っている人がいるみんなのお家です。

けいすけ

ありがとうございました!

菅野さん

こちらこそありがとうございました!

たまには休んでゆっくりしましょう

礼文島への愛、本当に伝わってきましたね。
たった1人で島へ行き、様々な人と出会い刺激を受けたエピソードの数々。
こんな菅野さんのように、見知らぬ地や人の中へ飛び込んでみてはいかがでしょうか?

きっとそこでは新しい価値観との遭遇や思いもよらぬ出会いがあるはずです。
そして、頑張りすぎず一息つくことも大切です。
ちょっと疲れたなと感じた時は、ぜひ礼文島へ足を運んでみてください。

そして、ぜひ一度行ったら癖になる「桃岩荘」で過ごしてみては?
http://www.youthhostel.or.jp/n_momoiwaso.htm

ライター紹介

けいすけ

早稲田大学卒業。大学2年時まで英語ディベートで実績を残す。大学3年時では、教育系ベンチャーでインターンを行い、新規事業に従事。同時にNPO法人の立ち上げに参画。大学4年時ではサークルを立ち上げ学生向けイベント等を企画。卒業後、大手人材系ベンチャーに就職。学生の新たな選択肢を広げたいという思いから、パラレルワーカーとして「バカレッジ」を立ち上げる。

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