笑顔で人と繋がる。ショッカーズ元副代表が気づいた新たな自分。#チアバカ

今回インタビューしたのは「#チアバカ」の早稲田大学4年(取材当時)の林さんです!
早稲田大学の花形サークルの1つであり、小説やアニメにもなったSHOCKERS。
その元副代表がチアリーディングの魅力、男子チアという異色で華やかな活動秘話を存分に語ってくださいました!
読み終えた後には絶対に男子チアを観に行きたくなること間違いなし!
お楽しみください!

運命を変えた1本の動画

あつし

こんにちは!インタビュアーのあつしです!よろしくお願いします!

林さん

早稲田大学の林です!よろしくお願いします!


▲ショッカーズ元副代表のレアルこと林さん。

あつし

早速ですが、#チアバカ と言われることに対して、自分ではどう思ってますか?

林さん

申し訳ないですけど、別にチアが大好きなわけじゃないんですよ(笑)。チアはツールでしかなくて、チームで全力で演技することが好きなんですよね。

あつし

なるほど...。それで何で男子チアを選んだんですか?

林さん

過去を遡っちゃうんですけど、幼稚園の時から体操やってたんですよね。ただバク転がしたくて(笑)。

あつし

バク転がしたくて体操クラブに入ったんですか?というより、幼稚園生からチアみたいな活動やっていたんですね!

林さん

いや、小学4年生の頃にやめちゃったんですけど、それまでは本格的なスクールに入って、週4で体操してましたね。バク転は余裕でできるようになりましたよ(笑)。

あつし

あれ、やめちゃったんですか?中学高校は何やっていたんですか?

林さん

小学校1年生から高校までサッカーやってました!

あつし

何で大学ではサッカーをやらずに、男子チアを選んだんですか?

林さん

いやー、ちょっと暗い話になっちゃうんですけど、中学3年の時に膝を故障しました。その後、高校3年間もサッカーにチャレンジしたんですけど、完治しなかったんですよね。

あつし

なるほど…。それはなんとも言えないですね。(タブーな話だったのでは…。)

林さん

別に高校ではプレーができなかったわけではないですし、大学では続けられないかなという程度なので気にしなくていいですよ。

あつし

ありがとうございます!(めっちゃ変な髪色してるのに優しい。人は見かけじゃないですね。)

林さん

それで、高校の3年の時に友達の女の子がチアダンスをやっていた関係で偶然、男子大学生がやってるチアの動画を見たんですよ。それを見た時に、大学生なのに観客をここまで湧かせて、笑顔にさせる演技、チャラそうな頭してるのにめっちゃかっこいい演技を見て衝撃受けたんですよ。それで調べてみたら、早稲田大学のショッカーズだったんです。早稲田に入りたかったんじゃなくて、ショッカーズに入りたいから、浪人してでもめちゃくちゃ頑張りました。

あつし

偶然ショッカーズを見つけたんですか。その出会いが無かったら、今の林さんはなかったかもしれないですね。

林さん

間違いないです!そもそも早稲田にも来てなかったと思います。

男子チアのちょっと変わった伝統

あつし

次に度々名前が出ている、ショッカーズに関して教えていただいてもいいですか?

林さん

改めて、ショッカーズとは早稲田の男子チアリーディングチームです!

あつし

男子のチアって珍しいですよね。その中でも林さんはどういう役割なんですか?

林さん

僕は、11期生の元副代表で、ポジションはトップを務めていました。

あつし

トップ?それはどういうポジションなんですか?

林さん

一番上に飛ばされて、宙返りやテクニックが必要となる演技をするポジションです。


▲人の上で立っているのがトップ。中央が林さんです。

あつし

あのアクロバットなポジションなんですね!他にはどういったポジションがあるんですか?

林さん

トップ以外には、スポットやベースなど、支える側のポジションがあります。それぞれに役割があって、一人でも欠けてしまうと演技が成り立ちません!

あつし

全員でショッカーズということですね!林さんは11期生とのことですが、何か長く続く伝統はありますか?

林さん

ありますよ!ショッカーズは、サークルに入る時に愛称みたいなものを先輩が1年生に付けるんですよね。

あつし

へぇー!林さんはなんて呼ばれてるんですか?

林さん

僕はレアルって呼ばれてますよ!


▲副代表として司会を進める"レアル"さん。金髪がとても似合う。

あつし

かっこいい。なんでレアルなんですが?

林さん

名前決めの前日に、サッカーのチャンピオンズリーグ決勝があって、レアルマドリードが優勝したんです。それで、優勝と高校までサッカーやってたのにちなんで先輩がレアルと名付けました(笑)。あと、同じ浪人仲間で、サッカーをやっていた人とツインにしたかったらしく、そいつはシャルケって名前になりましたよ。

あつし

テキトーですけど、二人ともかっこいい名前ですね!他の人もそんな感じなんですか?

林さん

いや、僕達は運良くかっこいい名前になったんです。面白いので言うと「たわし」「もみあげ」「つむじ」とかのやつもいますね(笑)。


▲つむじさん(左)とレアルさん(右)。2人とも髪色が強烈…。

あつし

もう愛嬌でもなんでもなくなってる気がします…。

林さん

いや、でも3年間呼ばれてると愛嬌ありますよ!会場でも、「たわしー!」や「つむじー!」っていう声援があるんです。面白くないですか?

あつし

想像したら面白いですね(笑)。林さんが幹部の時は、どのような名前を付けたんですか?

林さん

面白いのだと「らっきょ」ですね(笑)。

あつし

らっきょ…?これまたユニークな名前を(笑)。理由は何だったんですか?

林さん

ずっと、ちくわにしようと思ってたんですけど、当日なんか違うなって思って、らっきょってパッて浮かんだのが採用されましたね(笑)。

あつし

「ちくわ」からの「らっきょ」は面白いですね(笑)。

確かな実績の裏にあるチア漬けの毎日

あつし

次に、活動内容を教えてもらってもいいですか?

林さん

活動は基本的に全体練習が週4回で、残りの週3は自主練習で3~5時間ぐらい練習しますね。

あつし

もうそれ毎日じゃないですか(笑)。

林さん

そうですね。まぁまぁ大変ですよ!自主公演やイベント公演が入ってくると更に大変です。

あつし

さすがですね。そもそもチアの大会ってあるんですか?

林さん

ありますよ。年に1回大会があって、日本大会は優勝しました!

あつし

え!?日本1位なんですか!?

林さん

頑張りました!あと、2015年のアメリカ遠征では全米大会でも優勝しました!


▲全米大会での演技の様子。

あつし

え!チア発祥の地、アメリカでも優勝したんですか!?おめでとうございます!

林さん

ありがとうございます!でも、遠征費は実費になるので、体力的にも金銭的にもかなり厳しかったですよ。

あつし

優勝したのに実費とは、なかなか厳しいですね。

全員主役、ポジションに優劣はない

あつし

そこまでキツイのに続けられる、チアの魅力って何だと思いますか?

林さん

チアは全員が主役になれるからですかね。上に飛んで跳ねるだけでなくて、お客様目線で笑顔でダンスを踊ったり、移動中にアピールをしたりと、自分の見せ方ひとつで主役になれるんですよ。そこから自分が会場を沸かせている、俺らがお客さんを笑顔にできているっていう景色は感動ですよ。辛くてもやめたいとは思いませんでしたね!


▲全員が主役でこそショッカーズ。1人でも欠けると完成しません。

あつし

なるほど!たしかに、本当に皆さん笑顔ですし、観客も凄い盛り上がっていますもんね。ちなみに、女子のチアと男子チアの違いって何だと思いますか?

林さん

いっぱいありますけど、やっぱり力強さだと思います。男子チアは地上から5~6メートルの高さまで人が飛ぶんですよね。

あつし

5~6メートルですか?凄すぎますね!(調べたところ、ビル3階の床下ぐらいの高さらしいです。ということは、男子チアの人たちは、ビルの2階のベランダには着地できるということですね。恐ろしい...。)

あつし

男子チアの力強さが伝わりますね。チアをやっていて良かったと思うことはありますか?

林さん

こんなこと話すのめっちゃ恥ずかしいんですけど、1つはさっきも言ったように笑顔と元気を与えられているという実感です。観に来てくれたお客様から「レアルさんの演技を見てると、本当に元気を貰えます!」って言われた時は、やってきて良かったって思えた瞬間でしたね。めっちゃ恥ずかしいんですけど(笑)。

あつし

いやいや、めっちゃ良いエピソードじゃないですか!多くの人に元気を与えられる活動ってそんなに多くないですもんね!

林さん

ありがとうございます!

トレードマークは隠さない

あつし

感動エピソードや面白エピソードって何かありますか?

林さん

まず、面白エピソードというか職業病みたいなやつなんですけど、髪染めていないと落ち着かないですね(笑)。

あつし

現在も奇抜な髪色ですけど、一番派手な髪色は何でしたか?

林さん

ピンクですね。真っピンクです。

あつし

それで授業も受けるんですよね?

林さん

そうですよ!これ自分が意識しすぎてるだけなのかもしれないですけど、電車に乗る時に周りとの距離が少しだけ空いちゃうんですよね。たまに電車の中で吐いちゃう人いるじゃないですか?その時の周りの人みたいな感じで、少しだけ僕の周りが空くんですよ(笑)。

あつし

たしかに、外見だけでみると、関わりたくない人ですもんね(笑)。帽子で隠したりしないんですか?

林さん

僕は、帽子を被るのは負けだと思うんですよね。プライドが許しません(笑)。

あつし

さすがチアバカですね!

泣かない男の涙

林さん

感動エピソードもあるんですけど、話すのめちゃくちゃ恥ずかしいですね!

あつし

それがインタビューなのでお願いします!

林さん

僕、3年生の時は厳しいキャラを演じていたんですよ。1年生も僕のことかなり怖がってたと思うんですね。その中でも、一番厳しくした後輩がいたんですよ。絶対嫌われてるって普通思うじゃないですか?

あつし

そうですよね。

林さん

でも、最後の演技の後、その後輩からの手紙で、「レアルさんとスタンツを組めたのが幸せでした。」「レアルさんを上げるために続けていました。引退の時までに上手になりたいです。」って書いてあったんですよ。それ見て、僕あんまり泣かないんですけど、感動して泣いちゃって…。本当に嬉しかったですね。

あつし

青春ですね!いい後輩持ちましたね!

林さん

いい後輩持ちました!僕から見れば下手くそ何ですけどね(笑)。

あつし

やっぱり厳しいですね(笑)。

なんだかんだ#チアバカ

あつし

次に林さんのは将来どのようなに活動をしていくのですか?

林さん

はっきり言うと、チアはもうやらないかもしれないですね。

あつし

やらないんですか?

林さん

やらないといっても、全国転勤でまずは仕事頑張らないとってのが強いんです。だから、今は考えられないってのが正直なところです。それに体が動かなくなっちゃうかもしれないので。

あつし

そうですよね。

林さん

でも、今年の3月に名古屋チームの社会人男子チアチームで東京大会に出るんですよね(笑)。

あつし

え!?まだチア、やっていたんですか!?さすが、チアバカですね。

林さん

そうなんですよ!2018年3月に公演があるので是非来てくださいね!

あつし

はい!観に行きます!!

新たな自分の発見

あつし

そろそろインタビューも後半なのでズバリお聞きしたいと思います。林さんにとってチアって何ですか?

林さん

新しい自分と出会えたスポーツですね。

あつし

深いですね。どんな自分に出会えたんですか?

林さん

チアをやる前は、人前で笑顔でいることがなかったんです。本当に仏頂面だったんですよね。

あつし

想像できないですね。

林さん

よく言われます。でも、チアって人前で笑顔でいなきゃいけないんですよ。でも、その習慣から生活でも気軽に笑顔が出るようになって、そこから笑顔でつながる人間関係って言うんですかね?色んな人と知り合えました。

あつし

それが、新しい自分ですよね!今もめっちゃ笑顔ですもんね。

林さん

恥ずかしいですね(笑)。

あつし

最後に、大学生に一言お願いします。

林さん

気になるものがあったら飛びついてみたほうがいいですよ。僕も高校までは保守的だったんですよね。でも、踏み出してみて、やってみるといいことって沢山あるんですよ!大学生は時間があるからなんでもやってみる。しかも、それが許されるのが大学生までなので!ちなみに親の脛をかじるのも!だから、何でも興味があったら、怖がらずに飛びついてみてください!

あつし

レアルこと林さん、本日はありがとうございました!

元気を与える存在であること

以上、終始笑顔なチアバカの林さんでした。
輝かしい実績の裏には男の熱い青春ストーリーがありましたね。
副代表として大所帯を引っ張ってきた林さんもチアを始めたきっかけは、たった一本の動画です。
改めて、怖がらずに飛び込んでみることの大切さを感じました。
読者の皆さんもチアダンスのように一気に5mは飛べなくとも、1mや50cmなど小さくステップアップしてみてはいかがでしょうか?
次回もお楽しみに!

ライター紹介

あつし

松屋のビビン丼と山形だし牛めしの復活を願う24歳。熱しやすく冷めやすい大阪人。

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