出身者が全員社長!幻の学生企業「リョーマ」の元メンバーが語る大学時代にやっておくべきこととは

皆さんこんにちは!リエです。
今回はシンガポールに永住権を持ち、現地でコンタクトレンズ越境EC会社に携わり、エンジェル投資家でもある加藤順彦さんにお話を伺いました。
2万4千ものフォロワーがいる加藤さんに、幼少期から大学時代の学生企業のお話、そして現在に至るまでたっぷりと伺ってきました。

40年間ゴリゴリ純ジャパが突如シンガポールに移り住んだワケ

リエ

本日はよろしくお願いします!

加藤さん

LENSMODEというコンタクトレンズの通販事業をシンガポールでしています、加藤順彦、通称Paulです。エンジェル投資もしており、東南アジアでビジネスする人たちを応援したいという想いから10年間で30社に投資してきました。本日はよろしくお願いします。

リエ

Paul…さん、なんですね。

加藤さん

シンガポールではアジア系の人たちもみんなニックネームがあって下の名前で呼び合うんです。僕の場合はPaulです。


▲Paul(加藤)さん

リエ

了解しました(笑)。早速ですがPaulさんがシンガポールに移り住むことになった経緯を教えてください。

加藤さん

シンガポールに行く前は、25歳のときに始めた「日広」という広告代理店を表参道で16年間やっていました。しかし2006年のライブドアショックがきっかけでその会社を売却することになり、仕事がなくなったので何をしようか考えていました。

リエ

16年間も続いた会社ということは、相当の思入れがあったんでしょう。
会社の売却後すぐシンガポールに移住されたんですか?

加藤さん

はい。当時の僕には選択肢が3つありました。①地元の大阪に戻って仕事を探す②東京で新たな仕事を探す③シンガポールに行く
3つ目の選択肢は、元々シンガポールにあるLENS MODEという会社に自分が出資していたことがきっかけで、そこから計画ないなら移住してきませんか、というお誘いが来てたんです。当時は2008年、ちょうどこれから東南アジアが伸びていくだろうと言われていた時代だったし、自分としても1番ワクワクする選択だなと思い、3つ目の選択肢を選びました。

リエ

会社を売却して40代前半で異国の地に移住とはなんとも波乱万丈です。
シンガポールに住んでみて実感する良さはありますか?

加藤さん

国の仕組みですかね。ビジネス環境、教育、医療、文化全般、全てが整っていて暮らしやすいです。特にビジネス環境については、海外の起業家がビジネスをしやすいような税制等の制度が整っていますし、人・モノ・カネ・情報が集めやすいことが特徴です。又、日本との時差が1時間しかないことや親日であるというメリットもあります。

リエ

たしかに、近年様々なグローバル企業がアジア本部を日本からシンガポールに移していますよね。

大学時代:免許合宿ビジネスに明け暮れる毎日

リエ

経営のスペシャリストである加藤さんですが、大学時代はどんな学生だったんですか?

加藤さん

大学時代は運転合宿免許の代理店を先輩と立ち上げて、3年間ひたすらその商売に没頭してました。「株式会社リョーマ」という名前の会社で、最終的には20人くらい規模に成長した会社です。


▲「リョーマ」のメンバー

リエ

合宿免許の代理店ですか!どういうビジネスモデルですか?

加藤さん

大学生に対して合宿免許のプランを売って、免許所からフィーをもらうという代理店の形態ですね。

リエ

今は大学の生協で申し込めるやつですね。どのようなきっかけで始められたんですか?

加藤さん

大学に入って失望してた時に、先輩から誘われたんです。

リエ

大学で失望とはどういうことでしょう?

加藤さん

僕の家は祖父の代から問屋を経営していたので、自分も将来は家業を継ぐんだっていう自覚があったんです。だから商売のやり方について学ぼうと思って大学に入学したんです。でも、大学ってそんな実用的なこと全然教えてくれないじゃないですか。それでがっかりしてしまって。

リエ

なるほど。学ぶ気満々で入学したのに肝心のことを教えてくれなかったんですね。

加藤さん

それで特にやることもなく悶々としてる時に、大学の先輩だった真田さん(現 株式会社KLab 取締役会長)と西山さん(現 株式会社GMOインターネット取締役副社長)に、一緒に免許合宿のビジネスしようって誘われたんです。

リエ

二つ返事でオッケーしたんですか?

加藤さん

ちょうど自分自身も大学入学前に全財産を投じて合宿免許を取った経験があったので、やってみようと思いました。自分が消費者の気持ちを知っていたので、きっと成功するってピンときたんです。

リエ

どんな仕事内容だったんですか?

加藤さん

新聞や雑誌に広告を打ったり、大学内でチラシを配って宣伝したり。とにかく数を多く勧誘するために奮闘してました。当時合宿免許って珍しかったんですが、競合としては社会人がやっている他の代理店もありました。僕たちは自分たち自身が大学生という特権を活かして、大学内にチラシを勝手に貼ったり、友人を勧誘したりできたので強かったです。

リエ

正直なところ、結構儲かったんですか(笑)?

加藤さん

月次売上4000万以上の時もありましたけど、入った分だけ使ってしまうんで自転車操業でしたね(笑)。

リエ

大学生らしいです(笑)。

「全員社長になる!」学生時代の起業で得た1番の宝とは

リエ

学生時代の起業の経験から1番学んだことはなんですか?

加藤さん

学びではないかもしれないけど、1番の財産は何と言っても仲間です。当時の20人のメンバーたちは、全員社長になることを目標にしている人たちでした。あの頃にできた仲間たちは、志を同じにし、計算なく直感で惹かれ合った素晴らしい仲間です。たくさん刺激をもらえたし、今でも連絡を取り合っています。

リエ

実際のところ、全員社長になれたんですか?!

加藤さん

ほぼ全員社長になりました。中には今のIndeed Japanの代表もいます。半分くらいは上場企業の役員経験者ですね。

リエ

そんなことあるんですね!社長(経営者)になるには志が大事ということでしょうか?

加藤さん

覚悟の問題だと思いますね。社長になるだけじゃなくて、なり続けるという強い覚悟が大切だと思います。

リエ

最後に大学生に向けてメッセージをお願いします。

加藤さん

大学時代に出会う仲間は一生モノです。周りの環境というのは自分を形成する大事な要素になるものであり、自分の将来の仕事にも生きてくるかもしれない大事なネットワークになります。ビジネスに興味があるなら大学時代に一度は起業してみることをお勧めします。成功のためにやるわけではなくて、同じ志を持って一緒にがむしゃらに頑張れる戦友を作れるという意味で有意義な経験になると思います。やってる当時はわからなくても、後から振り返ってみるとかけがえのない体験になることを僕が保証します。

何かにがむしゃらになる事

みなさんいかがでしたか?

大学時代は、学校での勉強ももちろん大切ですが、外の世界で何か実践的なことをしてみたいものですね。全員が起業する必要はありません。バイト・サークル・インターン・NPO団体等の一般的なものに限らずとも、スポーツや趣味等対象はなんでもいいと思います。没頭して、できれば一緒に取り組める一生モノの仲間を作る、これが肝心なのだと思います。

加藤さんのツイッターはこちら

ライター紹介

Rie

文系女子大学生。アボカドが大好きです。

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