「リーダーシップなんて要らない」異質サークル代表が語るスキルより大切なこと #かくれんぼバカ

こんにちは!かまです。

皆さんは、慶應義塾大学が誇るクセありすぎなサークル ”ガチかくれんぼサークル” をご存じでしょうか。まあ、説明はさておき。そこの代表というと、どういった人が思い浮かぶでしょうか。

因みに僕は失礼ながらお会いするまで相当ヤバい人なんじゃないかと思っていました。

しかし、実際にお会いしてみると全くヤバい人ではなく、むしろ至って「普通」な人でした。言ってしまえば、やっていることは「バカ」でも、人としては全く「バカ」ではない。

そう言うとあまり面白くない人なのではないかと思われてしまうかもしれないですが、そんなことはありません。突拍子もないエピソードも沢山お聞きしましたが、その核に確りと「常人感」みたいなものを感じたということです。

なのである意味、今までインタビューしてきた様々な「バカ」の中でも、最も我々に近い視点をお持ちの方なので、より参考になるかと思います。

武田直大さん(以下、なお:と表記)
インタビュアーかま(以下、かま:と表記)

リアルかくれんぼ

かま

最初に、ガチかくれんぼサークルについて教えてください。普段はどういった活動をされているんですか?

なお

毎週金曜日の放課後に集まってかくれんぼをしています。毎週違ったかくれんぼを企画しています。

かま

週一なんですね。かくれんぼを毎週企画しないといけないとなると、結構大変ですよね。

なお

そうですね。でもかくれんぼの他にも、逃走中とか他のゲームもやったり、オリジナルでゲームを作ったりするので、意外と案は尽きないです!

かま

逃走中やるんですか!良いなあ。憧れます。一度は実際にやってみたいゲームですよね!そんな簡単に出来るものですか?

なお

LINEを使ってるので、意外と簡単に出来ます。例えば、誰かが捕まったらその情報はラインで即時流されますし、ミッションが与えられる際もその通達はLINE伝いで届きます。

かま

ミッションもあるんですか!リアルですね。人間性かなり出そう(笑)。

なお

そうなんですよ。それこそミッションに挑戦しない奴は徹底して行かなかったりするし、ハメる奴はとことんハメてくるし。

かま

そこが楽しいみたいな?

なお

それはありますね(笑)。

かま

お前ハメやがったな!みたいな終わった後のやりとりまで楽しいですよね。オリジナルで作られたゲームというのはどのようなものがありますか?

なお

例えば、「カイジ」というマンガに出てくる「限定ジャンケン」を取り入れたかくれんぼをしましたね。ルールは単純で、かくれんぼ中に他の隠れている人に鉢合わせたら、事前に配布したグー・チョキ・パーのカードを使ってジャンケンするという内容です。

かま

なるほど。勝ったら何か良いことがあるんですか?

なお

敗者から勝者に「れんぼ」というポイントが渡されます!このポイントの多さを元に、半期ごとに順位付けをして、それで一位だった人に王者の称号が与えられます。

かま

ということは、その限定かくれんぼ内に留まらず、「れんぼ」はゲーム外の普段の活動にも関わってくるということですか?

なお

そういうことです!サークルにどのくらいコミットしているか、ということなども評価対象です。

かま

本格的ですね!景品があるんですか?

なお

ありますよ。今年の一位の景品は、家庭用プラネタリウムでした!10位はポケットティッシュです。

かま

ティッシュですか!そこら辺で無料で貰えるやつじゃないですか(笑)。

なお

だからこそ、です(笑)。

かま

因みに、なおさんご自身は優勝されたことはあるんですか?

なお

はい、去年優勝しました!

かま

そうなんですか!もしかして優勝者にとって一番の景品は、代表になれることですか?

なお

いえ、必ずしもそういうわけではありません。僕はたまたまです。

かま

そうだったんですか!確かに、それだと運で代表が誰になるか決まってしまいますもんね。


▲オリジナルTシャツ作ってる。ガチ。

知能は20歳のまま童心に返る

かま

面白そうな企画が目白押しですが、何かなおさん自身、企画の立案に際して気をつけていることってありますか?

なお

かくれんぼって小学生でも出来る遊びじゃないですか。なので、折角だから小学生の頃の僕らでは出来なかったかくれんぼを企てようと心がけてます。

かま

確かに、活動内容を聞いていると正に「ガチ」ですもんね。一つ一つのゲームでのポイントが年間の順位に響いてくるところとか。

なお

はい。でも、緩いところは緩いですよ。それこそ活動は週一ですし、その週一の活動も参加必須ではないです。

かま

早稲田のかくれんぼ同窓会はいつ何時でもかくれんぼしているイメージですが、あれについてはどうお思いですか?コードネームとかで呼び合ってますよね?

なお

あれこそ「ガチかくれんぼ」ですよね(笑)。保守的な意見になってしまいますが、どちらが良いというわけでもなく、それぞれに良さがあるんだろうな、と思います。ただ、かくれんぼって、僕らが小さい頃から、どこでもどんな時でも気軽にできたものじゃないですか。僕はそのラフさこそがかくれんぼの醍醐味だと思うんですよね。なので、いつ何時でもやるばかりが「ガチ」というわけでは無いのではないかと思います。そこは単にかくれんぼに対する捉え方が違うんだと思います。

周りの目が気になる人間が語る克服術

かま

今伺っている中でも伝わってきましたが、なおさんのかくれんぼ愛は相当大きいですね!代表になられたこともとても納得できます。

なお

ありがとうございます。でも僕、実はかなり代表になるか迷ったんですよね。

かま

そうだったんですか?

なお

元より警戒心が強いんです。批判されたりするんじゃないかと思うと尻込みしてしまうし、それに人前で話すのも苦手だったので。

かま

そうなんですか!?全然そうは見えないですが。どうやって殻を破ったんですか?

なお

うーん、パワープレー気味ですが、自分がサークルのことを好き過ぎたので割り切りました。

かま

本当にパワープレーですね!どうしてそんなにサークルを好きになれたのですか?

なお

活動内容も勿論楽しいんですが、それに加えてみんな人が良いんですよね。事実、僕がこのサークルを選んだ理由は、内容以上に「人」です。誰よりもこのサークルが好きだろうと自負していたのでそれが自信にもなりました。

かま

好きなだけで殻を破れるものですか?

なお

破れると思いますよ。一回殻を破ってしまえば、人の評価を受けざるを得ないという状態はその後も変わらないので、あとは努力するのみです。それに、本当に好きという気持ちがあれば、その後も自ずとサークルを良くしようという気持ちは芽生えますし、能動的に行動を起こそうという気になります。そうすると、メンバーからプラスの言葉を貰えたりするので、結果的に自分の「周りに悪く思われたくない」という不安も解消されます

かま

なるほど。一歩踏み出すためには、自分がどれだけそのことが好きかが重要になってくるということですね!

なお

そう思います。中途半端な気持ちでやってもきっとボロが出てしまうと思いますし、好きっていう芯が大事なんだと思います。自分が好きだなと思うなら、最初は雑念を消して一歩踏み出すしかないですよ。

かま

苦しいこともありましたよね?

なお

勿論ありました。サークル内の人間関係にも目を向けないといけませんし、プロのクリエイターさんが考えるようなゲームを、なかなか発想できないというジレンマもありました。

かま

そんなジレンマもあった中で、なおさんが今まで頑張ってこられたのはやはり、サークルが好きだからですか?

なお

はい。本当にそこに尽きると思います。綺麗事に聞こえても仕方ないですが、メンバー全員に満足してもらいたいんですよね。そう思えるのは他でもなく、僕がこのサークルのことを心から好きだからだと思います。


▲新歓活動中の一幕。キマってます。

こだわりがない。持てない。

かま

ところで、なおさんって普段サークルでの活動以外にどういうことをされているんですか?

なお

そうですね〜。アルバイトしたり友達と遊んだり、普通の大学生がしているようなことをしてます。

かま

そうなんですね!趣味とかは?

なお

僕、趣味が全くないんですよね(笑)。元よりなかなか興味を持つものができない方なので。

かま

そうなんですか!?それは意外です。

なお

でも周りの友達は結構、多趣味な人が多いんですよ。今思えばサークルに入ったのも最初は友達からの紹介でしたし、最近はプロレスを見たりするようにもなったのですが、それも最初は友達に勧められたのがきっかけでした。自分じゃ絶対やろうなんて思いません。でも僕みたいな人って案外、食わず嫌いなところがあって、やってみると人一倍ハマったりするんですよね。なので、もしこの記事を見ている人の中に僕のようなタイプの人がいたら、「まず何かに誘ってくれるような友人を持て」ということを言いたいです。

かま

確かに。それってかなり重要ですよね。

なお

そう思います。そうすると事前に活路も見えてきます。内藤哲也さんというプロレスラーが「変わろうとする勇気が大事」だと言っているんです。視野が広がると、そのように自分が「良いな」と感じる言葉にも出会えますし、色々なことの歯車が回り始めます。

「代表になりたくても一歩が踏み出せない」「サークルに入りたくても尻込みしてしまい入れない」「そもそも好きなことを見つけたくても見つからない」どんな悩みでも、解決してくれるのは友達であることって多いと思います。だから、まず友達を持つこと。それで、やってみようかなという気になったら、自分の活動が良い結果に帰着している画を想像する。すると、残りの不安みたいなものも払拭できるのではないかと思います。

かま

確かに、自分に一種の催眠みたいなものをかけることで、不安が一瞬飛ぶことってありますよね。他に何か、全国の学生に向けて伝えたいことはございますか?

なお

ありきたりではありますが、「今のうちしかできないことをやれよ!」ということは伝えたいです。そして、やりたいことを探した結果、それがかくれんぼであればうれしいです!(笑)。

かま

貴重なお話を有難うございました!

誰でもヒーローになれる

「誰でも輝ける」というのはよく言われる言葉ですが、今回のインタビューを通し、あながち嘘ではないのではないかと思いました。

なおさんは、お話しした感じごくフツーの大学生。ただ、そんな彼が大分クセの強いサークルの長としてご活躍されているというのも事実。こう省みてみると、その人にリーダー感があるかどうか、ということよりも、なおさんが仰るように、「どれだけそのことが好きか」ということが一歩を踏み出す上で最も大切なようにも感じます。

一歩を踏み出せずにいるあなたも、何か好きなことを見つけてその気持ちを絶やさなければ、きっといつか一歩を踏み出す勇気が湧いてくるのではないかと思います。なので、是非なおさんのお言葉を参考にしてみて下さい。

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ライター紹介

かま

早稲田大学在学中、特待生としてUCLAに編入。帰国後、オリジン弁当早稲田大学正門前店にて週5勤務。全部ウソです。

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