本当に翼を授けてくれるのはレッドブルではなく先輩。ナマケモノ幹事長が見出した「イヤでもやる気を出す方法」 #エナジードリンクバカ

こんにちは、かまです!

エナジードリンクと聞いて、皆さんはどんな印象を持ちますか?高くて不健康そうなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

そんな少しネガティブなイメージがある中、エナジードリンクに関する大学サークルって意外に多いらしく、エナジードリンク好きが集まるサークルまであるというのです。

今回は、そんな数あるエナジードリンク関連のサークルの中でも一際存在感を放つ、早稲田大学エナジードリンク研究会の四代目幹事長、梅澤慈人(しげひと)さんにお話を伺ってきました!

メディア露出度、ツイッターフォロワー数学内のサークル1位を誇る団体の長とは一体どんな人なのか。稀代の脱力王、梅澤慈人の素顔に迫りました。


▲ グラサンにミッフィーという異色の出で立ち。クセが凄い。画像荒くてごめんなさい。

怪奇!目の付け所が違う梅澤さん。

かま

インタビュアーのかまです!本日は宜しくお願い致します!

梅澤さん

宜しくお願いします!

かま

まず最初に、現在梅澤さんが力を入れている早稲田エナジードリンク研究会の活動に関して教えて頂けますか?

梅澤さん

はい!普段はエナジードリンクの飲み比べを定期的に行ってます。新しい商品だったり海外のものだったり、その時々によって違います。

かま

海外のエナジードリンクって普通に手に入るものなんですか?

梅澤さん

基本はメンバーがお土産で買ってきてくれたり、年に2、3回ある米軍基地の解放日に買っておいたり、って感じです。ネット通販やメルカリでも売られてるんですが、「限定品!」とか銘打って、ぼったくり価格で売られてるのが殆どなので利用してません。

かま

米軍基地にも赴くんですか?
凄まじいエナジードリンクへの愛ですね...
他にはどういった活動をされているのですか?

梅澤さん

場を設けて、大きなイベントを打ったりすることもあるのですが、普段の活動の一環としてチャレンジ企画を行うこともあります。

かま

どういった内容なんですか?

梅澤さん

最近はエナジードリンクでご飯炊いたり、エナジードリンクでカキ氷作って大学で無料で配ったりしてます。

かま

え...。エナジードリンクで炊いたご飯炊いて食べたんですか!?
美味しかったですか?

梅澤さん

勿論まずかったです(笑)。でも、メンバー全員でどうにか完食しました。


▲エナジードリンクで炊いたご飯。赤い!!ちないに、洗米し忘れたそうです。

かま

ですよね(笑)。凄いことしてますね。カキ氷は何で無料で配れるんですか?

梅澤さん

マツモトキヨシさんからの協賛のおかげです。無料でエナジードリンクや製氷機、何から何まで手配していただいて。

かま

凄いですね。相当実力を買われてますね。普段のイベント活動の一環として行っているチャレンジ企画というのは、どういったものなんですか?

梅澤さん

利きエナジードリンクです。

かま

またクセの強い。

梅澤さん

そうですね(笑)。エナジードリンクのサークルって、全国の大学にあるにはあるんですけど、その中でも確り活動という活動をしているのは我々だけじゃないかと思います。

かま

ということは結構、他大学からも来てたりするんですか?

梅澤さん

はい。早稲田大学の学生と他大の学生、半々という感じですね。

かま

そうなんですか。

梅澤さん

エナジードリンクを普段あまり飲まない人も在籍していて、そういった人でも楽しめるような企画を定期的に打つように心掛けています。

かま

人といった観点から言うと、どういった性格の人が多く在籍されているんですか?

梅澤さん

本当に大人しい人が多いんですよね。エナジードリンクと聞くと、皆さんクラブにいる人とか、よくスポンサーをしているからという理由でスポーツ系の人とかを想像する方が多いみたいなのですが、実際はそういう人は少ないです。

かま

それは意外ですね!皆どういう目的があって、どういうルートで入ってくるんですか?

梅澤さん

うーん、自分の場合でいうと、特に目的意識は無かったですね。最初は軽い気持ちで入りました。それこそ世の大学生と同じような意識というか。サークル名を傘に着て「俺ヤバいサークル入ってんぞー」みたいに振る舞えるな、と(笑)。大学1年生の冬の早稲田祭でサークルの存在を知って、それで入りました。

かま

最初ってそんなもんですよね〜。よく分かります。そうなってくると、エナジードリンク自体に梅澤さん自身、凄い興味があったわけではないと?

梅澤さん

そうですね。受験期にお世話になったというのはありますが、特には。

かま

うーん。でも確か、早稲田エナジードリンク研究会の知名度やメディアへの露出頻度は、梅澤さんが幹事長に就かれてから格段に上がりましたよね?

梅澤さん

そうですか?でも、エナジードリンクに詳しすぎないからこそ、広報が成功したという側面もあるんですよ。


▲笑顔が素敵な梅澤さん。実は無害な人です。

誰だって尻込みしてしまうもの

かま

エナジードリンク研究会に入った梅澤さんですが、なぜ幹事長に抜擢されるに至ったんですか?

梅澤さん

サークルに入った当初、同期が一人しかいなかったんですよね。しかも、そいつはあまり活動に来てなくて。そういうわけで幹事長になりました。

かま

なるほど。失礼かも知れませんが、どちらかというとネガティブな理由から幹事長に選出されてますよね。梅澤さんのモチベーションが上がったのって、一体いつなんですか?

梅澤さん

実は、エナジードリンク研究会って僕の前の代で廃サーになる可能性もあったんですよね。

かま

なんと!詳しく教えてください!

梅澤さん

先輩たちが全くサークルを拡充する気が無かったんですよ。サークルが無くなることに何も抵抗感がないというか。しかも、僕自身こんな弱小サークルなのに、幹事長になることに不安があったんですよ。当時の僕はまだ一年生ですしね。そうやって燻ってた最中、偶然、地元で先輩に会ったんです。

かま

地元の先輩、というと?

梅澤さん

僕が早稲田大学に入るきっかけを作ってくれた人です。高校時代通っていた予備校のチューターさんなのですが、勿論その人も早稲田大学の学生で、僕の恩人みたいな人です。

かま

ドラマみたいな展開ですね!そんな偶然再会するものですか?

梅澤さん

会ったんですよね。本当に凄い経歴を持っていている人なんです。その人は高校3年生の夏に野球部を引退されてから、アナウンサーになりたいと思い立って猛勉強、早稲田大学にも受かり、そして今春、本当にキー局のアナウンサーに抜擢されちゃったんですよ!凄くないですか!?

かま

いや、急に凄い人登場しましたね(笑)。

梅澤さん

そうなんですよ。就活でもアナウンサー系しか受けなかったみたいで、その覚悟も凄いな、と。

かま

凄いですね!早稲田大学に入るきっかけを作ってくれた、というのは?

梅澤さん

実は僕、元々早稲田大学を受験しようとは思ってなかったんですよね。どこかの大学に行ければ良いな、くらいに思ってて。ただ、ある日その予備校の音読室に行ってみたら、いたんですね。一際デカい声で音読してる人が(笑)。まさに、その人です。そこで出会って、目標に向かって努力している姿を目の当たりにして、僕も勉強頑張ろうと、やる気が湧いたんです。

かま

それで、その人は大学進学後も予備校のチューターになって、梅澤さんとはずっと関わりがあったということですね。

梅澤さん

そうです。

かま

なるほど。再会した際、何を話されたんですか?

梅澤さん

幹事長になることに今自分が感じている不安など、全て正直に話しました。そうしたら、先輩が「とりあえず動きながら考えろ、実際に行動しないと問題点も見えて来ない」と仰って、その言葉がとても胸に刺さって、次の週にはもう幹事長の引き継ぎ申請しましたよね。

かま

そこからサークルの拡大化を視野に入れて活動を始めたと。

梅澤さん

はい。1年生の時は幹事長になっても先輩に頼りっきりでしたが、人員の確保くらいはしないといけないと思い、身内から二人サークルに迎え入れました。更に、あまり活動に来ていなかった例の同期のやつも来てくれるようになったので、合計4人の新体制でサークルを再建する段取りとなりました。

かま

出だし好調ですね!

梅澤さん

そう見えますよね。確かに最初はそのように思っていました。でも、その後の新歓で大コケしまして。

かま

大コケ、ですか?

梅澤さん

僕が2年生だった当時の新歓では、ビラ配りや安価で参加出来るコンパなどを行ったんですね。

かま

他のサークルもやっているような手段ですね。

梅澤さん

はい。その結果、一時は新歓LINEの人数も50人を超えたのですが、その殆どがミーハー心から来てた人達でして、結局残るのは10人くらいになるだろうな、なんて思ってたんですね。

かま

普通そうですよね。でも実際は?

梅澤さん

3人。

かま

!!

梅澤さん

10人よりも少ないという結果でした。

かま

そうだったんですか。それは大変でしたね。

梅澤さん

大変でした(笑)。何より自分の考えの甘さを痛感させられましたよね。先輩のようにサークルを運営していこうと意識していたのが裏目に出て、悪しき風習まで踏襲してしまっていたんですよ。何となく内輪で盛り上がるのもそれはそれで楽しいですけれど、先輩達と違って、僕にはサークルを大きくしたいという目標があったので、これじゃ駄目だと思いました。

ついに重い腰を上げた梅澤さん

かま

なるほど。そこで具体的にはどういった施策を練られたのですか?

梅澤さん

その後11月ごろまで燻ってましたね。何となく運営して何となく活動して。駄目だと思っていても、中々、行動に移すのって億劫なんですよね。そんな中、11月初旬に早稲田祭もあり、再び人数不足の問題が浮き彫りになってきて、これは本当にどうにかしないといけないと思い、やっと行動に移しました。最初はツイッターを利用して、身近にあるエナジードリンクの宣伝文みたいなものを定期的に投稿しました。

かま

それ、拝見しました。単なる宣伝文というより、面白おかしく世のエナジードリンクを紹介するコラムみたいでしたよね。エナジードリンクをあまり飲まない僕でも十分に楽しめました。

梅澤さん

そう!そこなんです。投稿をしていて気が付いたんですよね。確りした紹介文を書こうとしても、知識面では世のエナジードリンクガチ勢の人達には到底及ばない。寧ろ、エナジードリンク批評家の方々からは反感を買う一方でした。そこで、僕達はガチ勢と呼ばれる層へのアプローチを断念し、敢えて、エナジードリンクをあまり飲まない層に向けて、くだらなさを前面に押し出したアピールを繰り返しました。その結果、段々とそういった層にウケるコツというのも分かってきて、ツイッターのいいねもコンスタントに100件くらい頂けるようになりました。

かま

凄いですね。どうしてそんなにウケたのだと思いますか?

梅澤さん

潜在顧客が多かったですね。エナジードリンクに直接関わるのはウェイウェイしてそうだから怖いけど、エナジードリンクという飲み物の持つネタ性やエナジードリンクの湛える異質なイメージを第三者視点で批評するのは楽しい、と考えているであろう人達がツイッター上にはごまんといたんですね。なので、その人達と同じ視点からエナジードリンクの表象的な部分を揶揄したり笑いに変えたりするのが肝要だと気付けたのがミソだったかなと思います。

かま

なるほど。そしてその後、例のツイートがバズったと。

梅澤さん

そうですね。去年の末にたまたまマツモトキヨシさんに寄る機会があって、そこでエナジードリンクを見つけちゃったんですよね。これは逃す手はないなということで、早速投稿しました。このツイートですね。


▲最初にバズったツイート。2月当時は8.3万いいねを記録した。

梅澤さん

今は減ってしまいましたが、一時は5万リツイート、8.3万いいねを記録したんですよ!

かま

いや、本当に凄いですよね。稼ごうとして稼げる数字じゃない。

梅澤さん

自分でも驚きました(笑)。こうなってしまった以上は後に引けないなと思い、その後も低俗でくだらない投稿を続けました。この頃には、有難いことに手堅いファンも現れ始め、コンスタントに1000いいねくらいは来るようになりました。

かま

読んでても、ただくだらないだけじゃなくて、確り考えて作られてるんだろうなと感じますもんね。

梅澤さん

ありがとうございます。そうはいっても、ガチ勢と呼ばれる層には嫌われていく一方なんですけどね(笑)。

かま

それはどういった層なのですか?

梅澤さん

大袈裟に言えばワイン感覚ですね。テイスティングなどしながらエナジードリンクをじっくり味わう人達です。

かま

確かに、そこに働きかけるよりは数的に多い層へ発した方が、きっと効率は良いですよね。


▲最近のツイート。梅澤さんのユニークなセンスが見て取れる。

梅澤さん

はい。しかも、そういう人のほうがインフルエンサーであることも多いので、情報を更に拡散して貰えますし一石二鳥ですよね。それにより新入部員や協賛先も確保出来ますし。お陰様で今年の新歓は大成功して、新入生も50人ほど入りました!実際に活動にも20人くらいはちゃんと欠かさず出席してますよ。

かま

巻き返しがエグすぎますね!去年の新歓に来てた人と同じだけの数の人が入ったと考えて良いですもんね。協賛はマツモトキヨシさん以外にも頂いているのですか?

梅澤さん

そうですね、一番お世話になっているのはマツモトキヨシさんですが、他にもお世話になっている企業さんはあります。例えば、今年度の文化祭では某大手化粧品会社さんがブースに直接お越しになり、協賛させて欲しいというお話を頂きました。未だ検討中ですが、有難いですよね。


▲最近バズったツイート。これにて学内のサークルフォロワー1位に躍り出た。

梅澤さん

最近バズったツイートです。マツモトキヨシさんから直々にPRしてくれと依頼を受けまして、投稿するに至りました。早稲田祭でも無料でエナジードリンクを提供して下さったり、マツモトキヨシさんには本当にお世話になっています。そんな感じですかね。

やる気なんて無くて良い

かま

何にもしたくない人とかやる気が湧かない人って、まず何から始めれば良いのでしょうか。

梅澤さん

そうですね。自分も人のことは言えないのですが、億劫だろうがなんだろうが、動かないことには何も始まりません。考えているだけでは何も生まれません。なので、未熟だろうが何だろうが、論より行動です。とにかく動くこと。動けば何かが始まります。初回から成功するとは限らなくても、自分の欠点に対して誰かから指摘を受けれるのだから成功に近づくことに変わりはありません。やる気はなくても良いんだと思います

かま

新しすぎる発想ですね(笑)。

梅澤さん

僕もそうですし。ちょっとでも動けば少なからず環境が変わってくる筈です。その結果、いつの間にかやる気が出ている。そのように連鎖して、一見つまらなそうな事でも、いつか楽しい瞬間がくるんだと思います。綺麗事に聞こえるかもしれないけど、これは事実だということを「やる気のない人代表」として、僕が身を以て証明しました。僕の場合は先輩の一言が本当に大きな転機でしたが、皆さんも身の周りにもきっとそういう人達はいるはずです。そういう人達の助言を大切にして欲しいな、と思います。

かま

なるほど。有難うございました!

やる気がない自分を許す。それがやる気が湧くまでの最短の道。

梅澤さんは、意外にも僕らのように、至って普通の思考や価値観を持っている人でした。ただ、そんな梅澤さんの話を伺っていてつくづく思わされたのが、「やる気がなくても良いんだ」と割り切れるのは強いということです。僕達は、何事をやるにしても「それ相応のやる気がないとダメだ」と身構えてしまいますが、梅澤さんは敢えてそれをしない。言われてみれば確かにその方が良い気もしますが、中々それって難しい。
自分は特に身構えてしまう方なので梅澤さんのようになるのは難しいと思いますが、今日から少しずつでも実践していこうと思います。皆さんにも少しでも心に響くものがあったなら良いなと思います。

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ライター紹介

かま

早稲田大学在学中、特待生としてUCLAに編入。帰国後、オリジン弁当早稲田大学正門前店にて週5勤務。全部ウソです。

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